映画でモテる問答集!

2014年02月13日

第20回「熱すぎる恋は時に、ラヴ・ゾンビを生み出しちまうのさ」

さっさとあったかくなれってんですよね。

まだまだ寒い日が続きますね。
オノセタイチロウ★ミ(シューティングスターと読みます)です。

ちょっとあったかくなったと思ったら、雪ですよ!大雪!
マジ勘弁しろよって感じですよ!
DVDの紹介が続いてたから久しぶりに映画館行こうと思ったのに、雪だし、寒いし!

ということで、新作劇場公開映画ではなく、またDVDになってる映画からご紹介!
“映画でモテる問答集!〜おうち映画デート編〜”だっ!

※「映画でモテる問答集!〜シネマが俺に輝けと囁いている〜」とは―
モテない君たちのために、伊達ワルギャル男シネマライター・オノセさんが映画デートの際に彼女が聞いてきそうな作品に対する質問をまとめ、一問一答の想定問答集とした(たぶん)映画業界初のHow to モテ記事です。
これで映画デートは完璧だ!がんばれチェリーボーイズ!
たまに趣味に走るけど、勘弁な!



今回は、バレンタインが近いということでこの映画をご紹介!




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『バレンタインデー』





って、やろうと思ってたんだけどね。

俺、前回の記事で、群像劇モノの『パイレーツ・ロック』を紹介してたんだよね。
また群像劇やるのは、正直どうだろうかと思うんですよ。




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話がずれて申し訳ないのですが、前回の記事が更新された直後『パイレーツ・ロック』でメインキャラの“伯爵”を演じた大名優フィリップ・シーモア・ホフマンさんが亡くなられました。ご冥福をお祈りします。あなたの演技がもう観れないのは、寂しいです。



で、だ。
オノセこの間、誕生日を迎えたんですよ。
なので、これを機に新しいことに挑戦しよう!と思いまして。
カップル映画の定番の一つでありながらも、今まで当連載で一度も触れなかった“ホラー”というジャンルを、書こうかと。

何故、今までホラー映画を扱わなかったか…
男らしくハッキリ言おう。
怖いから嫌いなんだ。

そんなこんなで今回は『ウォーム・ボディーズ』でございます!

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原題:『Warm Bodies』
製作:2013年 アメリカ
監督:ジョナサン・レヴィン(『50/50 フィフティ・フィフティ』)
出演:ニコラス・ホルト(『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』)、テリーサ・パーマー(『魔法使いの弟子』)、ジョン・マルコビッチ(『マルコヴィッチの穴』)
配給:アスミック・エース
上映時間:98分



*** 好評レンタル中! ***


映画『ウォーム・ボディーズ』公式サイト

予告編はこちら



あらすじ




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ゾンビ、恋をする。





はい、問答集いきますよ!

問)どういうこと?
答)ROM.ZOM.COM(ロマンティック・ゾンビ・コメディ)さ!

補足:




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いつから、何故、ゾンビになったのか。そんな記憶すら忘れ、彷徨いつづけるゾンビ男子「R」。
レコードと雑貨を集めることが趣味な、どちらかというとインドア派なゾンビです。
そんな「R」は、ただ毎日うなって彷徨い歩くだけのゾンビ生活に不満を抱き
「こんな生活抜け出して誰かと心で繋がりたい」と思いながら日々を過ごしていました。




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ある日、おなかが減ったから親友の「M」や仲間たちとランチ(人間)を食べようと街に繰り出したら、生き延びている武装した人間たちと遭遇。
お互い生き残りを懸けた戦いとなりました。

しかし「R」は、銃撃戦が繰り広げられる最中、あろうことかバッタバッタとゾンビを倒している一人の美しい人間女性に、一目惚れをしちゃって。




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ゾンビは人の脳を喰うと、その人間の記憶と感情を共有できます。
それらを失ったゾンビにとって、脳を喰うことは何物にも代えがたい大きな喜び。
そして、「R」がつい今さっき喰った人間は、その女性「ジュリー」の恋人でした。

次々に喰われ、劣勢になっていく人間たち。
「ジュリー」の恋人の記憶と感情を引き継いだ「R」は、その状況から彼女を思わず助け出してしまいます。




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他のゾンビ仲間に見つからないよう、自分の住処に彼女を匿う「R」。
最初は警戒しつつも、本当に自分に危害を加える気がなく、うめき声でもコミュニケーションが取れることを知った「ジュリー」は、彼の不器用な優しさに次第に心を許していきます。




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人間を守るゾンビと、ゾンビを信じる人間。
2人はゾンビと人間の在り方を徐々に変えていく。
しかしそれは、ゾンビ化が進行し理性を失った「ガイコツ」や、生存する人類のリーダーを務めるジュリーの父親には許されるものではなかった…。




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互いに相容れない存在ながらも、惹かれあう2人。
ゾンビの「R」omeoと、人間の「Julie」t。
恋に落ちた瞬間、止まった“ハート”は、もう一度動き出す―










問)え、ゾンビが意思持ってる世界観なの!?
答)最近、こういうのあるんです!

補足:↑で書きましたが、ぼくは元々ホラーが苦手でまったく観ない人です。
なので、そんなに詳しいことはわからないんですが、最近こういうのがちょくちょくあります。

なぜか人間の記憶と意識を持ったままゾンビになった“半ゾンビ”が、生前に渡しそびれたプロポーズ指輪を届けに恋人に会いに行く『ゾンビ・ヘッズ』とか。
ゾンビパワーで悪人を退治し、ついでに生き血をすするゾンビヒーローを描いた『ゾンビ処刑人』とか。




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従来のゾンビ映画って『バイオ・ハザード』みたいに
“人間が主人公で、無感情に襲ってくるゾンビ共を殺し(?)まくる!”
ってな形がスタンダードでしたが、それと逆に
“ゾンビが主人公で、意思を持ち人とゾンビの狭間で葛藤する”
みたいな、初期仮面ライダーのようなタイプも近年ちらほらと。

あと、人間とゾンビの共存を描く作品もありますね。
タランティーノも大絶賛!ゾンビコメディの金字塔!オノセが唯一DVD持ってるホラー映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』とか。
一家に一人奴隷ゾンビ!“人喰い”衝動を抑える首輪をつけられたゾンビと少年の変わった友情『ゾンビーノ』とか。




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こういう変わり種のゾンビ映画も色々ある中で、やっぱり従来通りの王道の“ゾンビ無双”もののほうがヒットするらしいです。

ところが『ウォーム・ボディーズ』
そんな風潮を覆し、なんと!全米初登場No.1!
しかもティーン、特にティーン女子からの支持も高いという非常に珍しいゾンビ映画!

そして何より、観る前必死にグーグルで「ウォーム・ボディーズ 怖くない?」とか検索するほどビビっていた、この俺が観れた映画!
「ラブストーリーは好きだけど、ホラー嫌い!」にも是非オススメ!
人を喰うとか↑で書きましたけど、直接描かれてないしグロもまったくないんで安心です!

ていうかこれ、ジャンルでいうとラブコメです。しかも、割りとゆるいテンポの。
ホラー期待して観たら完全に肩透かし食らうのでご注意を。










問)登場人物はどんな人とゾンビたち?
答)紹介しよう!

補足:




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「R」(ニコラス・ホルト)



名前の頭文字が「R」であること以外、すべての記憶を忘れてしまったゾンビ男子。
心優しいがゾンビ故に、口下手。というかほぼ、うめき声しか出せない。
でも言葉の代わりに、レコードをかけて相手にメッセージを伝える粋なゾンビ。
ジュリーの恋人・ペリーの脳みそを喰い、ペリーの記憶や感情を受け継いでいる。




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ジュリー(テリーサ・パーマー)



ゾンビが大量発生し崩壊した世界で、生存する人間女性。
父親は人間たちのリーダーを務めるグリジオ大佐で、物資調達の任を受ける。
調達作戦中に「R」と出会い、惚れられ、助けられ、奇妙な共同生活をするようになる。
「R」と一緒に過ごす中で、ゾンビもコミュニケーション可能だと気付く。




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「M」(ロブ・コードリー)



「R」の親友であり、同じく意思の残っているゾンビ。
一緒にランチ(人間)を食べに行ったりと、「R」とは仲良しである。
彼もやはり、ゾンビ故に口下手。なので、2人ともほとんどうなり声で意思疎通をしている。
しかし、この2人、年齢も離れているし、お互い人間だったら知り合う機会はなかったかも知れない。




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ペリー(デイヴ・フランコ)



ジュリーの恋人であり、人類生存のために廃墟から物資を調達する任務を負っている。
ジュリーやノラ(後述)らと共に行っていた作戦中に「R」や、その仲間たちと遭遇。
銃撃戦の最中、「R」に喰われて死亡。彼の記憶や感情は「R」が受け継いでいる。
「R」が彼を殺したことを、ジュリーは知らない。




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ノラ(アナリー・ティプトン)



ジュリーの親友である、人間女性。
医者を目指しており、薬品系の知識に秀でている。
ジュリーやペリーと共に、ゾンビが徘徊する恐れのある廃墟エリアでの物資調達を行う。
「R」たちゾンビと遭遇するも、身を隠し無事に生存する。




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グリジオ大佐(ジョン・マルコビッチ)



生存する人類を率いるリーダーであり、ジュリーの父。
妻をゾンビに殺されており、ゾンビに対する憎しみが強い。
しかし、安易にゾンビ掃討などに乗り出したりせず、人間を守ることが第一という冷静な面を持つ。
故に冷酷な人間だと思われがち。




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「ガイコツ」



ゾンビ化が進行し、皮膚も肉も、余計なものがすべて削げ落ちた存在。
彼らは、理性がなくひたすら凶暴。ゾンビたちからも恐れられている。










問)こんな変わり種のゾンビ映画を作るなんて、監督はどんな人?
答)『50/50 フィフティ・フィフティ』のジョナサン・レヴィン監督!




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補足:レヴィン監督といえば『50/50 フィフティ・フィフティ』(2011年/米)で、シリアスになりがちな“ガン患者の闘病記”というテーマをハートフルコメディをして描き、高い評価を得た人。
もともと『ウォーム・ボディーズ』は原作があるんですが、そんな柔軟な監督だからこそゾンビと人間との禁断の愛なんて原作を上手くポップに映画化できたんでしょう。










問)変わり種なのはいいけど、ゾンビ映画としてどうなの?
答)今作のゾンビの描き方、賛否両論です!




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補足:ゾンビと言えば
のろのろ歩く、噛まれると感染する、人間を喰う、脳を破壊されると動けなくなる、音に反応する習性を持つ…
などなど、数多くの暗黙のルールがありますよね。

ところが本作の「R」くんは、結構それを覆しています。
大前提としてラブコメディ映画だから、というのはありますが。
意思を持ち、恋をするし。
あと、近年のゾンビ映画では走るゾンビなんてやつもいますが、「R」くん走るどころか車まで運転します。




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親友の「M」も運転できます。



レヴィン監督曰く「ゾンビ映画とは、その時代の社会に対する暗喩だと思う」。
だから、常に新しい設定や解釈が生まれて、廃れないんですねー。
特にゾンビって、ドラキュラとかフランケンシュタインみたいなモチーフや個性がある個体じゃないから設定を変えやすく、それらの映画よりも数が多いんでしょう。たぶん!
“現象”や“災害”とも解釈できるし。たぶん!




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トップレベルの知名度を誇るモンスターの中で、一番無個性なヤツら・ゾンビ。しかしそれがヤツらの一番の武器。たぶん!



ゾンビ映画というものの定義自体が変化・拡大しているからこそ、意思を持ったゾンビが主役のゾンビ映画や、共存を描いたゾンビ映画がまでも生まれ…。
この拡大規模、まるでゾンビ映画自体がゾンビのようですね。

そんな拡大著しい映画業界の中で遂に登場した、ゾンビと人間のラブコメ“ロマンチック・ゾンビ・コメディ”
レヴィンさんは今作を監督する際、過去のゾンビ映画との比較化を意識するのではなく『シザー・ハンズ』みたいなイメージを参考にしたそう。
まったく違う遺伝子を組み込まれて生まれたゾンビ映画。
ゾンビ映画が好きな人も普段観ない人も、この作品をゾンビ映画として観るのではなく、“ロマンチック・ゾンビ・コメディ”というジャンルの映画として観て欲しいですねー!




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プロモーションのために来日したレヴィン監督。ゾンビに囲まれニッコリ。











問)面白かったー!まさか、ゾンビで心が温まるとは(笑)…あれ、急に黙ってどうしたの?
答)…実は、言わなきゃならないことがあるんだ。

補足:突然ですが…
「映画でモテる問答集!〜シネマが俺にもっと輝けと囁いている〜」は
次回の更新で、無期限の休載となります!




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とりあえずタンポポでも見て、心を落ち着けて話を聞いてくれ。



実はオノセ、某映画情報サイトで働くことが決まりました。
契約上“他媒体で、弊社の属する人間だとわかるような執筆活動の禁止”ということで、本名丸出し・モロ顔出しでやっている当連載はアウト、という判断になり今回休載を決断致しました。
詳しい理由は次回、改めてご説明させて頂きますので、今回は簡単な説明のみとさせて頂きます。

無期限休載までもう時間ないけど、最後まで、このアホ連載で楽しんでくれよな!
あ、ちなみに休載になっても、来月開催されるピコカルイベントには映画音楽DJとして参加するからよろしくな!
そんなこんなで、また次回!
ではな!










問)で、『ウォーム・ボディーズ』観て、ホラー克服できたんですか?
答)全然できませんでしたね!




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告知

2014年2月15日(土)
CINE FREAK!!! 〜Falls today,may rise tomorrow 七転八起〜
渋谷 Izacabar Emerald

開催時間 / 19:00〜23:00
入場料金 / 1,000円(1ドリンク付き)

DJ /
 eri oikawa
 Ugene
 JASUKO
 オノセタイチロウ
 Marco
 Yujiro Nakamura(御座敷DJ)
 Tatsuro Yasunaga(御座敷DJ)
 Yuichi Hosono

追伸:バレンタインデーが近いということもあり、お越し頂いた方にささやかなプレゼントを用意してます★数に限りがありますがご容赦ください★



2014年3月21日(金・祝)
ピコカルプレゼンツ「熱気あふれる若者たちの殿堂」
高円寺 スタジオドム

開催時間 / 18:30〜23:00
当日料金 / 1,000円(飲み物持ち込み自由)
      Tシャツ購入の方は500円引き

ゲスト /
 FQTQ
 HOTELスカイラブ
 ヤマサキミチオ
 イアン

DJ /
 オノセタイチロウ
 タナカマコト
 ディスク百合おん
 パリッコ
 チミドロDJ(チミドロ鈴木&花井)

Food /
 BBQ(1,000円食べ放題)
 チミドロ鈴木の缶べキュー
 ※BBQは食材および炭が無くなり次第終了します
 ※缶べキューは時価になります

物販 /
 チミドロ鈴木の「早く老人になりたい」チョイス「熱気あふれる若者たちの殿堂Tシャツ」
 パリッコ「大衆酒場ベスト1000(2)」、「クラブDJストーム(1)」
 タナカマコト「BOARD GAME GUIDE 500」
 ディスク百合おん「缶バッチ」

ピコカルプレゼンツ「熱気あふれる若者たちの殿堂」



posted by オノセタイチロウ★ミ at 10:50| Comment(0) | 第1回〜第25回
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