映画でモテる問答集!

2013年10月16日

第15回「伊達ワルを超えたノワールの世界に酔いしれろ。」

夏に開いた愛の花、収穫していますか?

こんにちは。
オノセタイチロウ★ミ(シューティングスターと読みます)です。

読者の皆さんはご存知でしょうが、つい先日悲しいニュースがありましたね…。
そう―




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メンズエッグの無期限休刊…!!



ギャル雑誌「エッグ」の男性版として創刊されてから14年。
常にギャル男カルチャーを牽引してきたメンズエッグが…まさかの休刊…。
信じられん…!

ユッキーに、ひっちに、かずちぇるに、たけぞーに、あの濃いメンエグ読モたちによる
「ドロップキック我慢対決」や「乳首deベースボール」「牛乳飲んでボディブロー」
などのおバカな活躍が見れなくなるなんて…。
もうサゲポヨっすよ、サゲポヨ。




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最近「オノセって本当にギャル男なの?」って聞かれてること多いんで、出しましょう。ガチ時代のオノセさんを。



読者の皆さんにも気になるギャルの一人や二人いるでしょうが、きっとその子も凹んでますよ。
しかし!
凹んでばかりいたって仕方ない!

こんなときは面白い映画観てスカッと気分転換するのが一番!
さあ今すぐ、気になるギャルを映画デートに誘うんだ!

「映画でモテる問答集!〜シネマが俺に輝けと囁いている〜」とは―
モテない君たちのために、伊達ワルギャル男シネマライター・オノセさんが映画デートの際に彼女が聞いてきそうな作品に対する質問をまとめ、一問一答の想定問答集とした(たぶん)映画業界初のHow to モテ記事です。
これで映画デートは完璧だ!がんばれチェリーボーイズ!





そんなこんなで今回は『地獄でなぜ悪い』でございます!

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製作:2013年 日本
監督:園子温(『ヒミズ』、『愛のむきだし』)
出演:國村隼(『そして父になる』)、堤真一(『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ)、二階堂ふみ(『ヒミズ』)、友近(「エンタの神様」)、長谷川博己(「鈴木先生」)、星野源(『箱入り息子の恋』)
配給:キングレコード、ティ・ジョイ
上映時間:129分
映倫区分:PG12


映画『地獄でなぜ悪い』公式サイト


*** 9/28(土)より上映中! ***



予告編はこちら。



あらすじ




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ヤクザ、映画を作る。





問答集に行ってみっかー!

問)つまり、どういう話?
答)説明しよう!

補足:
ヤクザの組長が自分を守るために敵対組織の鉄砲玉を殺しまくって服役した愛する妻の夢を叶えるために元子役でやさぐれた実の娘を主演に映画を撮ろうとするが、映画の作り方が分からない。

そこで、実の娘に手を出したと勘違いされ拉致されたヘタレ男と売れない映画ばっか作ってる映画キチガイの男たちと共に因縁のある敵対組織との抗争を撮影して映画に仕立てようと画策する。




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ヤクザ × ヘタレ × 映画キチガイ。
奇跡のコラボレーションにより生まれた出演:ヤクザ 製作:ヤクザ 道具:真剣 の前代未聞、リアル抗争ムービー企画。




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そんなトンデモ映画に、映画の神は微笑むのか…!?
今ここに、史上最も血塗られた映画撮影(=カチコミ)が始まる―。










問)園子温監督って、最近名前を聞くけどどんな人?
答)今もっとも注目されている映画監督の一人だぜっ!




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補足:代表作は『ヒミズ』『愛のむきだし』『自殺サークル』『自転車吐息』など。

実験的、衝撃的、社会的…
さまざまな作品を世に送り出し、そしてベルリン・ヴェネツィア・カンヌを始めとする数多くの国際映画祭に招待され、受賞をしてきた園子温監督。

近年では一般的にも知名度が上がり、作品を作るごとに注目が増すばかり。
間違いなく、今もっとも勢いのある映画監督の一人です。










問)園監督の映画って重い印象あるけど、今回も重いんじゃない?
答)そんなことはないんだぜ!

補足:以前の園作品を観たことある人なら、不安があるのはわかります!
そもそも園監督って、時期によって結構作風違いますもんね。

『俺は園子温だ』や『自転車吐息』のような実験的要素が強い初期。
『自殺サークル』や『奇妙なサーカス』のような観るだけでこっちの体力を根こそぎもってくようなハードな中期。
『ヒミズ』や『希望の国』のような、社会問題を絡めた作風の最近。




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ぼくは『奇妙なサーカス』から入った人なんですが、やっぱりちょっと「園監督作品、面白いけど疲れるんだよなぁ…」ってイメージがありました。



しかし!
ご安心ください!
そんな園監督の最新作『地獄でなぜ悪い』は、
園監督らしい血みどろロマンチックな感じをキッチリ残しつつも
トロント国際映画祭で世界中の観客を笑いの渦に叩き込んだ、超娯楽作
なんも考えず楽しめます。
まさに「Don’t think.Feel.(考えるな。感じろ。)」な作品。




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園監督も、こう言ってます。



話はちょっと変わるんですが…

アメリカに、ジョン・ウォーターズさんっていう映画監督がいるんですよ。
キチガイ一家と太ったオカマが「世界一変態なのは俺だ!」って変態勝負して犬のうんこ(本物)食ったりするようなオゲレツ映画を作る人なんですが…
この人、何の間違いかいきなり一般的な娯楽作を作ったんですね。




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犬のうんこ(本物)食う映画。



その一般的な娯楽作で、ジョン・ウォーターズ監督のファンになった夫婦がいたようで、その変態勝負の映画をレンタルして観ちゃうんですよ。
「人種差別や外見差別をテーマにしたミュージカル」で好きになったのに、借りた映画では犬のうんこ食ってるっていう。
相当なショックを受けたのか、ウォーターズ監督追放運動を始めちゃうという冗談みたいな本当の話がありまして。




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何故か作った“まとも”な名作。



話は戻りますが…
今回の『地獄でなぜ悪い』で園監督作に興味を持ち、他も観ようと思った人は気を付けてくださいね!
『俺は園子温だ』とか観たら意味わかんなすぎて( ゚д゚)ポカーンで終わりますよ!
でも逆に、今作は園監督作品の入り口に非常に向いている作品だと思うので、今まで「園監督に興味あったけど、ハードそう…」って敬遠してた人にはピッタリな映画っす!










問)登場人物はどんな人たち?
答)濃いキャラクターが勢ぞろい!

補足:




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“組長” 武藤大三(國村隼人)



武藤組の組長。
現在、敵対組織との抗争まっただ中でありながらも、数日後に出所が決まった愛する妻のため(服役中)に娘を主演で映画を作ることを決意。
しかし「時間がない」「娘に逃げられた」などなどの問題が重なった結果、何故か最終的に「敵対組織との抗争を自分たちで映画にする」ということになる。




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“極道の妻” 武藤しずえ(友近)



10年前、組長の命を狙って家におしかけた敵対組織の鉄砲玉を(ほぼ)皆殺しにし、現在服役中。
その事件がきっかけで、当時人気子役であった娘のミツコは芸能界から干されることになり、悔やんでいる。
夢は、ミツコが芸能界に復帰し、スターになること。




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“極道の娘” 武藤ミツコ(二階堂ふみ)



元・国民的人気子役。母しずえの事件がきっかけで芸能界から干され、今では荒んだ極道ガール。
武藤が、しずえのためにミツコ主演の映画を撮らせようと芸能プロデューサーたちに働きかけるも、役に納得がいかずに逃亡。




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“敵対組織の組長” 池上純(堤真一)



10年前、武藤の家に押し入りしずえに返り討ちに遭い、唯一生き延びた男。
その惨劇の現場で子役時代のミツコに出会い、死にかけてるとこに喝を入れられてからミツコの信者に。
現在は「池上組」の組長として、相も変わらず武藤組と抗争中。日課はミツコのポスターを見つめること。




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“巻き込まれたヘタレ” 橋本公次(星野源)



武藤から逃走したミツコと偶然出会い巻き込まれ、組員から「ミツコお嬢さんをそそのかしやがった男」と勘違いをされ拉致られる。
命を助けるためにミツコがついた「この人、映画監督なの。私の映画撮ってくれるの。」という嘘から、命がけで映画作りをしなくてはならなくなった。もちろん映画初心者。
実は10年前、ミツコファンだった。




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“映画キチガイ” 平田純(長谷川博己)



史上最狂の自主映画製作チーム「ファックボンバーズ」のリーダー。
学生時代から、ヤンキー同士の抗争に突撃撮影するなど、作品作りのためなら危険をも厭わない。
そんな自分にいつか映画の神様が微笑んでくれると信じつつ、ひたすらうんこみたいな売れない映画を撮り続ける頭のネジが外れてる人。
初心者なのに映画を撮らないと殺されることになったヘタレ橋本と奇跡的に出会い、協力することとなる。




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ヤクザとヘタレと映画キチガイ。
こんなバラバラで、それぞれ濃ゆいキャラをいっぱい出していながら、破綻せずにちゃんとストーリーが進んでいくなんて…。
お見事です!園監督!










問)これ実話だって聞いたんだけど、本当?
答)実は、実話なんです!

補足:全部が全部実話なわけじゃないですが、この作品は園監督の実話が含まれてます。

園監督、昔ある女の子と、いわゆるセックスというやつをしちゃったんですが、実はその子はヤクザの組長の娘だったらしいんですね。
で、その後、その子は父である組長に「園ってヤツにレイプされた!」って言って、ヤクザに拉致監禁されたようで(笑)




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まさに、この状態。



星野源さん演じる、橋本公次。
これ、リアル園監督なんですね。
いやーよく生きて帰ってこれたよね!


あと、金にならない映画ばっか作ってる「ファックボンバーズ」!
これももちろん、園監督自身です!
ここ数年で一般的に知られるようにはなったけど、園監督も40歳くらいまで世間的には知られてなくて売れない時代が長かったですからねー。




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それにしてもこの「ファックボンバーズ」という非常に頭の悪いネーミングが堪りません。



こんな変な映画作る人だもの(良い意味で)。
変な体験もそらしているだろうとは思ってましたが、ヤクザに拉致監禁…。
凄まじいっす園監督!さすがっす!
羨ましいとは思わないけど!










問)『地獄でなぜ悪い』面白かったね!メンエグ休刊で落ち込んでたけど、元気出たポヨ!
答)メンエグがない世界なんて地獄だけど、キミさえいれば地獄でも構わないポヨ。

補足:
こうして、メンエグの休刊がきっかけで、ぼくたちは付き合うことになった。
ありがとうメンズエッグ。おやすみメンズエッグ。ぼくたちは前に進むよ。
-fin-




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そんなこんなで今回はここまで!
ちなみに「他にも園監督のエピソードが気になる!」という方は、自伝も出されているので読んでみてはいかがでしょうか!?




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では、お疲れさまでしたー!










問)オノセさんはメンエグ発の映画『men’s egg Drummers』は観ましたか?
答)すみません、あれは観ていません!




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posted by オノセタイチロウ★ミ at 13:37| Comment(0) | 第1回〜第25回
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