オノセは今までで一番悩んだ。
どうもこんにちは。
みんなのオノセタイチロウ★ミ(シューティングスターと読みます)です。
はい、今回も映画でモテる問答集を引っ提げて優雅にやって参りましたよ。
「映画でモテる問答集!〜シネマが俺に輝けと囁いている〜」とは―
モテない君たちのために、伊達ワルギャル男シネマライター・オノセさんが
映画デートの際に彼女が聞いてきそうな作品に対する質問をまとめ
一問一答の想定問答集とした(たぶん)映画業界初のHow to モテ記事です。
これで映画デートは完璧だ!がんばれチェリーボーイズ!
はい、今回の問答集なのですが…
↑の見出しにあるように、ご紹介する作品をメッチャ悩みました。
マジで今までで一番悩みましたよ!
だってね!
公開日からだいぶ経ちながらも、喫煙描写問題や宮崎駿監督引退のニュースなどで話題に事欠かず、
この8週間、映画ランキング首位の座を明け渡そうとしない

『風立ちぬ』
とか!
あの世界で一番有名なヒーロー“スーパーマン”の『ダークナイト』的なリメイク作であり、
既に続編の製作も決定!
しかも続編にはバットマンも登場という、こちらも超話題作

『マン・オブ・スティール』
とか!
ミニシアター系でも「マドモワゼルのド根性見せてあげる」のキャッチコピーを掲げた
“おフレンチ熱血タイピングバトルガーリームービー”という、もはやよくわからない…
でも、可愛らしさと面白さはお墨付きな

『タイピスト!』
とかさ!
紹介したい映画がたくさんあってねぇ。
悩みましたよ、本当。
そんな傑作・話題作揃いの中で、今回の映画でモテる問答集のお題になったのはこいつだっ!!!
そんなこんなで今回は―
『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』!!!!

製作:2013年 日本
監督:長井龍雪(「どらドラ!」「ハチミツとクローバーU」「とある科学の超電磁砲」)
出演:入野自由(『千と千尋の神隠し』)茅野愛衣(「ちはやふる」)
配給:アニプレックス
上映時間:99分
劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。| アニメ公式サイト
*** 8/31(土)より上映中! ***
劇場版の予告編はこちら。
※TVシリーズ未見の人は、こっちのTVシリーズPVから見るといいですよ。
あらすじ

心の雑巾絞り、ふたたび。
2年前の夏。
「300万人が泣いた」と言われる感動大作のアニメがありました。
その感動的なストーリーたるや“心に突き刺さる”“心をえぐる”どころの話ではなく
まるで雑巾を絞るかの如く強烈に心の締め付ける。
そして涙腺は破壊され、絞り出された涙は止まらない。
心を絞られ過ぎて、真っ赤に腫れた目で
「めんまいい子やぁ」「あなるかわいいよあなる」
など、わけのわからん言葉を口走る廃人も大勢生み出しました。
その悪魔のようなアニメ、通称「あの花」が今年の夏に劇場版として舞い戻りました。
俺たちを涙と涎と鼻水の海に叩き落とした、あの日の1年後の物語として…。

このまま心が破裂してしまうじゃないかと思わされるほど泣いた、あの日の1年後。
余談ですが、ジブリやスーパーマンやド根性マドモワゼルがある中で、
なぜ今回この作品をピックアップしたかというと、自分がファンであることはもちろんですが
「ジブリとかスーパーマンは、もっと立派な映画評論家やライターさんがちゃんとした記事書くだろうな」
という判断からです。
そこら辺の作品の紹介やらレビューやらを読みたい方はぐぐってくださいね!
たぶんいっぱいあるよ!
では、問答集のお時間です。
問)ちょくちょく名前を聞くけど、「あの花」って一体なんなの?
答)大ヒットしたTVアニメだぜっ!

補足:↑で既に簡単に触れましたが、もう一度説明を。
2011年4月から6月にかけて放送された「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」。
通称「あの花」。
苦しくなるほど胸に突き刺さるストーリー。
絶対誰かに共感してしまう魅力的なキャラクターたち。
幼少期の残酷さ、思春期の恋や苦しみを容赦なく描いた演出。
卑怯なレベルの泣かせ音楽。
ノスタルジックで思春期の閉塞感を見事に表現した舞台。
それらを見事に内包した涙腺破壊兵器「あの花」。
“大人も泣ける良質なアニメ”としてオタも非オタも大人も子供もひっくるめ
300万もの人を泣かし尽くし、物語の舞台となった埼玉の秩父は観光客が押し寄せフィーバー!
まさに“現象”レベルでの大きな反響があった名作。

「あの花」効果で、秩父の観光客は半年でなんと8万人も増えたらしいです。
その秩父であの花のお祭りをやったり、西武ライオンズとコラボしたり、色々な雑誌でも取り上げられたり。
単なる“TVアニメ”という枠を超えて、様々なメディアに登場し普段アニメを観ない層にも広く支持されています。
そういえばつい最近、劇場版の公開に合わせて「あの花」の再放送してたんですが
副音声で、バナナマン・設楽さん(秩父出身)と監督によるオーディオコメンタリが聞けたとか。
そしてそして設楽さんはぼくの実家のある、西武池袋線・小手指駅で駅員をやっていたとか!

西武池袋線、小手指駅。池袋と秩父の間に位置し、西友がある。それ以外はない。
放送時、俺も泣いた!
ああ、もちろん泣いたさ!
暗い部屋の中で一人膝を抱えて嗚咽洩らしながら泣いたよ!
もう泣きすぎてやってられなくて酒に溺れ、いつの間にかパンツ一丁で床に倒れてたね!
まあ要は、あの花ってすげーんすよ。
問)で、「あの花」のTVシリーズってどんな話だったの?
答)せつねーんだ、これが。
補足:あるところに、6人の男の子と女の子がいました。
彼らは超平和バスターズ。
悪者退治はしないけど、6人はいつでも一緒。
山の中に作った秘密基地で、ゲームをしたり色んな話をしたり。

メンバーは
リーダーのじんたん。
クールなゆきあつ。
無邪気なぽっぽ。
真面目なあなる。
絵が上手なつるこ。
そして、泣き虫だけどいつも笑っている、みんなが大好きなめんま。
6人は仲良しで、無敵だった。
みんなで集まったあの日に
めんまが、事故で死んでしまうまでは―

めんまが死んでから5年。
残った5人はそれぞれ自分を責め、悔いて、疎遠になっていた。
リーダーのじんたんは、高校生にはなったもののすっかり無気力な引きこもり。
超平和バスターズのリーダーとして、みんなの前を走っていた姿はもうない。
そんなじんたんの前にいきなり現れたのは、あの日死んだはずの、めんまの幽霊だった。

自分だけにしか見えない、急に現れた昔の仲間で…初恋の女の子。
何故か体は自分たちと同じく成長しているけど、みんな変わってしまった中で中身は昔のまんま。
めんまは言った。
「お願いを叶えてくれたら、成仏できる」と。
過去を清算したい半分、めんまのため半分で再び集まる超平和バスターズ。
しかし、めんまのお願いを叶えるとは、もう一度会えためんまとの二度目の別れを意味していて…。
超平和バスターズの、じんたんの気持ちは?
そして最後に明かされる、めんまの願いとは…

問)登場人物はどんな感じ?
答)こんな感じ!
補足:物語の中心である、超平和バスターズのメンバーをご紹介。
※超平和バスターズとは、かすかべ防衛隊みたいなものだと思ってください。


じんたん(宿海仁太)
かつて超平和バスターズのリーダーだった少年。
めんまが事故死する直前に心にもない酷いことを言ってしまったことを今でも後悔している。
トレードマークはもさもさ頭と変なTシャツの引きこもり。

めんま(本間芽衣子)
かつて超平和バスターズのマスコットだった女の子。
彼女の死がきっかけで、超平和バスターズはバラバラになった。
高校入ってからずっと引きこもりのじんたんの前に急に現れた彼女の“お願い”とは―
ロシア人の血を引き、白っぽい髪と白いワンピースが特徴。あと超可愛い。

あなる(安城鳴子)
幼少期は引っ込み事案な節があったが、今では立派に高校デビュー。
一応じんたんと同じ高校の、同じクラスに在籍。
ちなみにこのあだ名、監督が「やだやだ!どうしても、あなるってあだ名じゃなきゃやだー!」って押し通したらしいですよ。その甲斐あって、今では日本一愛される“あなる”の座に。

ぽっぽ(久川鉄道)
幼少期は一番のチビだったぽっぽは、成長して超デカくなった。
メンバーで唯一学校には通わず、日本でバイトをして貯めたお金で海外を旅する生活。
しかし中身は昔と変わらず無邪気なままで、めんまの願いを叶えようとするじんたんを一番に応援する。
バナナマン・設楽さんの推しメン。

ゆきあつ(松雪集)
ゆきあつはなぁ、顔はいいんだけどねぇ、でもねぇ…。(笑)
超平和バスターズのクール担当…だったんだけどねぇ…。(笑)
進学校に入ったし、頭もいいんだけどねぇ…。(笑)
ある意味、あの花一の人気者。(爆)

つるこ(鶴見知利子)
幼少期は絵を描くことが好きだったつるこ。
今はゆきあつ(笑)と同じ進学校に入学。
見た目通りの真面目で口数少ない優等生ちゃんになってます。
問)劇場版あの花って、TVシリーズを観ていなくてもわかる?
答)わかるっちゃ、わかる!
補足:この劇場版あの花、半分がTVシリーズの総集編で、あとの半分が1年後の話です。
完全新作ではないので、ついていけなくもないです。
実際、TVシリーズ未見のぼくの友人も「問題なく観れた!」って言ってました。
そして「一生分泣いた。」とも…。
ただまぁ、言うてもやっぱりTVシリーズ観てから劇場版観たほうがいいですよ!
どうせ皆さんの家の近くにTSUTAYAあるでしょ?100円で借りれたりするんでしょ?
うちの近所なんてTSUTAYA潰れてDRAMAがこの一帯を牛耳ってるっつー話ですよ!
100円レンタル超羨ましいっつーの!
『キックアス』とか、TSUTAYAの系列が権利持ってる映画置いてないっつーの!

とか言いつつも、DRAMAさんいつもお世話になってます。
問)監督って有名な人なの?
答)映画は初だけど、TVアニメでは有名な人だぜっ!
補足:監督は長井龍雪さん。
代表監督作は「とらドラ!」や「ハチミツとクローバーU」「とある科学の超電磁砲」など。

どれも近年の有名作ですね。
別にアニメを普段から見ていなくても、どれかタイトル聞いたことある人も結構いると思います。
で、「あの花」は、長井監督作品の中で特に人気が高い「とらドラ!」の脚本・デザインの方たちと再びチームを組んで作った完全オリジナル作品!
「こいつら絶対面白いもの作るよ!」という絶対の信頼の元に生まれ、
期待を軽々と超えた超名作が「あの花」なんですね!
あれだよ、わかりやすく映画でいうと
エドガー・ライト監督と、サイモン・ペッグ、ニック・フロストのトリオに外れなしってのと同じようなもんだよ!
黄金パターンなんだよ!

エドガー、サイモン、ニックの最新作、早く日本でも上映して欲しいですね。
問)『あの花』すっごく良かったね!泣きすぎた〜。でも、アニメ観るってオタっぽくない?
答)オタっぽくてもいいじゃねえか!!!!
補足:こんなものがあります。

彼ら、アニメなしじゃ生きてけないらしいです。
ファインボーイズっつーファッション誌で、実はオタクな読モを招集してオタク企画をやったらしいです。
「お洒落なオタクが今熱い!」みたいな。
まー、大方の予想通りネット上でネタにされたみたいですね笑
で「雑誌のやらせだ」とか「ぬるい」とか色々言われてたようです。
やらせなのか、本当に好きなのかぼくは全然知らないですけど
裏がどうあれ、有名ファッション誌でこういう特集が組まれるっていうのは、
いわゆる“アキバ系”というものが本当に一般に浸透してきてるってことですよね。

彼は、部屋の中では常にめんま(の抱き枕)と一緒らしい。
それもこれも一重に、「あの花」を始めとする良質なアニメーションがあるからこそ!
どうしてもアレルギーみたいに毛嫌いする人も一部にはいるのかもしれないですけど
一度試してみればいいさ!
“大人も泣けるアニメ”、伊達じゃないですよ!
なんか、ちょっと真面目な話になっちゃったんで、とりあえずめんまの遺影でも置いておきますね。

世界で一番かわいい遺影。
これで『あの花』デートの予習もばっちりだ!
あとはとにかく「アニメ観んのが今流行りなんだよ!ファインボーイズに書いてあるし!」
とか言って「自分お洒落だぜ!そんな俺とデートするおまえお洒落だぜ!」ってアピればいいんです!
そしたらもう「えええ!?うそ!?お洒落なの!?じゃあ行く!」ってなりますよ!
まあ、ぼくはそういう女性どうかと思いますがね!
しかし、最近アニメもお洒落な趣味のひとつと本当に考えられるようになっているのなら
今なら「フタコイオルタナティブ」とか「レッドガーデン」とかお洒落アニメとして認定されるのだろうか…


絵柄的な問題で「まなびストレート」や、雰囲気的な問題で「紅-KURENAI-」きつそうだけど。
そうそう、忘れちゃいけないのは「カウボーイビバップ」や「サムライチャンプルー」。
渡辺信一郎監督作品は音楽にもこだわっていて、てか音楽にこだわってるってだけでお洒落に感じるよね!
その音楽というのもブルースやらジャズやらそんな大人っぽい音楽うんたらかんたら………
そんなこんなで!
問)……。
答)そもそもお洒落なアニメの定義というものを考えてみると、どういうことなのだろうか。
私個人的な意見だと例えば「けいおん」などは絵柄もストーリーも楽曲もいわゆる“お洒落”とは違うイメージなのだが、「けいおん」もお洒落さんが好きって言っても許されるような空気があるのはファインボーイズの「俺らアニメなしじゃ生きていけない」の画像を見ての通りだ。
絵柄もストーリーも楽曲でもないとなるとキャラクターだろうか?では、お洒落さんが好きそうなキャラは誰だろうか?一般的に人気が高いキャラクターというとやはりベースの澪とギターのあずにゃんだろう。しかし、お洒落というのは一般より抜きんでたセンスの話であって一般的な人気とイコールと考えるのは危険だろう。となると誰だろうか。さわちゃん先生?和ちゃん?ちなみに私はムギちゃん推しである。ムギちゃんといったらもううんたらかんたらどうのこうの………………
